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ツールドフランス出場選手は世界中のエリート達
自転車ロードレースは1つのレースに出場できる選手は200人と決まっています。
その中でツールドフランスは1チーム9名構成で
最大22チーム198人までがツールに出場できることになります。
他のスポーツのように交代選手は存在しないので
198人であれば198人しか本当に出場できません。
さらにこの198人の中に入るには国際自転車競技連盟(UCI)が規定する
最高峰のカテゴリーであるプロツアーに属しているチームに所属しないといけません。
プロツアーチームは20チーム程しかなく
1チームは30名程の選手が在籍しているので
世界中でトップにいるのは約600名程しかいないのです。
ツールドフランスはこのプロツアーチームを中心に
主催者枠のチームも出場することができます。
プロツアーカテゴリーの下のプロフェッショナル・コンチネンタル
というカテゴリーに所属しているチームが出場対象となりますが
こちらのカテゴリーにあるチームは約30チームあります。
主催者枠で出場できるのは2〜3チームです。
ツールドフランスに出場している選手達は
世界のトップ中のトップのロードレーサー達なのです。
エースのためにチーム全員でアシストする
ツールドフランスに出場する選手みんなが
マイヨジョーヌを狙える立場にあるわけではありません。
自転車ロードレースにおいてはひとりのエースのために
他のチームメイトがアシストをします。
エースはチームに一人置くのが普通ですが
不慮のトラブルに備えてダブルエースを置くチームも多いです。
アシストをする選手はエースを勝たせるために様々な仕事をします。
エースの疲労を軽減するために先導して風避けをする選手や
補給食を運んだりもします。
エースがパンクをした時はアシストが自分のホイールを外して
エースの自転車に取り付けて差し出す場面もあります。
このような場面は見ている側にとっては
アシスト達がエースのために自分を犠牲にして
エースを勝たせるのだから納得いかないこともあります。
しかし、チームの誰かが勝てばスタッフも含めて賞金を分け合い
次の年のスポンサーも獲得することができます。
サッカーようにディフェンダーがいて失点を減らし
ストライカーがいて相手から得点を奪うように
自転車ロードレースも完全なチームプレイなのです。
このチームプレイが理解できるとツールを断然楽しく見ることができます。
エースはチームの勝利を確実に勝ち取る使命を背負っています。
チームメイトがエースを勝たせるために全力を尽くしてアシストするなら
エースは何としてでも勝たなければいけないのです。
だからエースはゴールした後はアシスト達と勝利を分かち合います。
テレビ等を見ているとエースがアシスト達に駆け寄り
一緒に喜び合う姿を見られます。
そういったチームプレイもツールドフランスの醍醐味でもあります。
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ツールドフランスの出場選手関連ページ
- ステージレースのルール
- ツールドフランスは自転車ロードレースの区分でステージレースと呼ばれる、競技期間のステージごとの積算時間差を計算して順位が決まる方式になっています。
- マイヨジョーヌとは
- ツールドフランスをテレビ等で見たことがある方なら印象的なのが多くの選手の中で黄色いジャージを着ている選手を見たことがあるでしょう。これがツールドフランスの王者の証であるマイヨジョーヌと呼ばれるジャージです。毎日のステージレースの中で総合タイムがトップの選手だけが着ることができるこのマイヨジョーヌは最高の栄誉でもあります。
- リーダージャージについて
- ツールドフランスの楽しみ方はゴール前のスプリント勝負や山岳ステージの山登り等見所は随所にあります。その中でもリーダージャージと呼ばれる特別なジャージを着ている選手がいます。このリーダージャージの意味が解るとツールドフランスの見方も変わるでしょう。